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山形不登校指南<35>

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   子どもが学校に行く理由



親から言われるから学校に行くのですね。
そうかもしれません。
子どもが学校に行くのはそれだけではありませんよ。


大勢の子どもたちが学校に登校します。
朝、こどもたちの笑顔に出会うと一日がなんか楽しくなります。

子どもの笑顔は周囲を明るくします。

どうして子どもはあんなに元気に学校に行くのだろうと、
疑問に思ったことはありませんか。

ほとんどの子どもは6歳になると小学校に入ります。
親も疑わないし、本人も保育園や幼稚園で教えられ、
当然のように小学校に入学して学校に登校します。

子どもたちが学校に行くのは、力(登校要素)が働いているからです。


①子ども本人の意志の力(行く気持ち)

②家庭が子どもの背中を押す力(家庭の期待感)

③学校が子どもを引き付ける力(楽しさ)


子どもを取り巻く、この三つのバランスがよく働き、
元気よく学校に行くのです。

ですから、学校に行くことをしぶり、学校に行けなくなった時、
この三つの要因で、きちんと子どもを見ることが必要です。

もう一度子どもをしっかり見つめてみませんか。
子どものバランスがどこかで崩れていませんか。


私は子どもたちが学校に行くメカニズムから、
不登校回復(脱出)の取組みを考案しました。

このことによって不登校解決には道筋があることがわかりました。

三つの要因に目を向け、不登校の親のみなさんと共に努力し、
たくさんのいい結果を出しました。















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山形不登校指南<34>

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     不登校はチャンスです


不登校で半年以上かたまった状態になっている保護者の皆さんへ。
一時期の混乱がなくなり安定した状態の皆さんへ

これまで不登校の子どもとつき合い、疲れ果てていることと思います。
このピンチから早く脱する方法はないかと思いめぐらしていることでしょう。


なぜ自分の子どもが不登校なのか、これからどうなるのか、学校に行かないのか、
わからないことばかりで途方にくれます。
これはほとんどの親が経験しています。

時間がたつと、不登校に関するいろんなことがわかってきます。


でも子どもが家にいる状態を受け入れるには相当の時間が必要です。
では、少し見方を変えてみたいとおもいませんか。

不登校のピンチをチャンスに変えられるならば、
親はどんなに心がかるくなるでしょう。


不登校の親に、どんなチャンスが生まれているか列記してみます。


  @子どもを知るチャンス

  @学校と親しくなるチャンス

  @通っている学校のしくみを知るチャンス

  @不登校を持つ親となかよくなるチャンス

  @家庭内を見なおすチャンス

  @子育ての考え方を見なおすチャンス


このように不登校を通して、知ること、つながること、やれることがあります。
親としてぐんと視野が広がります。


せっかくのこのチャンスです。
ぜひ、発想の転換で、新しい道をひらいてみませんか。












認知症のおどろき





   認知症は赤ちゃんに帰ること


意外なことがわかりました。
人間というのは、どこかでつながっているということです。

 
  第1ステップ 「戸惑い・否定」
 
  第2ステップ 「混乱、怒り、拒絶」

  第3ステップ 「割り切り」

  第4ステップ 「受容」  

これは不登校の家族の動きとうり二つです。

認知症介護家族の気持ちを理解しましょうという説明がありました。

「物忘れと認知症はちがいます。」
「今朝どんな食事をしたか忘れたのは物忘れで、
今朝食事をしたかどうかわからないのが認知症です。」

豪快で明快な説明をケアマネージャーという人が説明してくれました。
最近、地区で開かれた認知症サポーター養成講座の一コマです。


参加者15名で男性は2名でした。
いずれ時がくればみんなそれに近い形になるだろうと思い参加してみました。

もし自分が認知症になったら世に中からどんな面倒を見てもらうのか、
興味があったのです。(偏見や扱われ方も)

もう一つの要因は、教員上りはボケになるという根拠が聞けるかどうか、
これにも関心がありました。


一通りの説明を聞いていたら、
人はピークを過ぎると老いを迎え、最後にはわからなくなって死に至る、
これは赤ちゃんに帰っていくことだと感じました。

私には生まれてきたときの記憶はありません。
死に至る記憶もなくなるでしょう。


まさに、人は赤ちゃん帰りをする状態が認知症でした。


















山形不登校指南<33>

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    不登校の家庭内三態



不登校を持つ保護者の皆さん。
家にいる子どもの扱いに困っていませんか。

子どもは愛玩動物ではありません。
食事を与えればいいのではと思う方は皆無です。

子どもはどんな状態にあろうとも立派な人間です。
人としての尊厳もあります。


子どもの家での様子には、次の3様があります

 
 1.反発して部屋から出てこない。

 2.家では混乱もなく普通に生活している。

 3.外出ができる。


大きく分けるとこのようになります。

それぞれに細かい点がありますが、だいたいこのようになります。

時間がたつにつれて、このような流れが一般的です。

子どもの心の安定が、大きく影響しています


一つ目の部屋の閉じこもりは、家族からの攻撃を避けている状態です。

二つ目の普通に生活しているのは、次のステップの準備を、
始めているところです。

三つ目の外出できることは、周囲にようやく目が届くようになり、
自分を変えたいと思うようになってきてます。


無理なかかわり方をすると、これまでの流れをさかのぼります。

それぞれの態様には、それぞれかかわり方があるのです。














山形不登校指南<32>





     勉強はとりかえせます



不登校になって最も心配なことは、
学校の勉強がわからなくなるのではないかということです。

子どもが学校に行ってないのですから、当然学校の勉強は遅れます。
学校は勉強を教えるところなので親は心配になります。

学校は計画に沿って、勉強や行事をやっていきます。
毎日の学習でも家庭学習用にプリントが渡されます。

一週間もたてば学習プリントで山のようになるでしょう。
目の前の現実にがっかりします。イライラもします。

同じクラスのママ友あたりから学習の様子を聞くと絶望的になります。
その結果、どうしても学校に行かない子どもに強く当たったりします。
親の本心としてはこの勉強のことが一番心配です。

でも、よく考えてください。
いろいろな教科はありますが、積み上げていく勉強はそれほど多くはありません。
一番はっきりしているのは、算数・数学です。
これはやり方が分からないとまえに進めなくなります。

そのほかの教科は、どこから入っていっても勉強に参加していれば、
おくれていてもなんとかなるものです。

学校では毎日出席していても、しっかり教師の話を聞いても、
理解できなくて苦戦している子がたくさんいます。
学校に出席していることよりも、わかること、できることが重要です。

私は勉強をとりかえした子どもにたくさん出会っています。
不登校を脱出した子どもたちの勉強の話や、
その後の努力は目を見張ります。


  勉強は必ずとりかえせます


勉強への不安は子どもが一番知ってます。

今不登校になっている子どもにとって優先すること。
それは心にわだかまる不安や不満、恐怖を解消することです。
学校の勉強より、ずっとずっと優先させなければなりません。

勉強は心の準備が整えば、いつからでもできます。
その時は自分の能力を存分に発揮するでしょう。

目の前にいる子どもをしっかり見守ってください。


















山形県小中不登校1000人突破

旧山形県庁"



   子ども減少でも不登校1000人突破


昨日10月25日に、平成29年度の不登校調査の結果(速報値)が発表されました。
結果は小中学校で約1万の増加でした。

山形県の子ども数はずっと減りっぱなしです。
止まりません。


それに引き換え不登校は再び1000人を突破し増加しています。
もはや危険信号です。


県内には学校に行っていない子どもの受け皿が整備されておりません。
世の中は、山形県では、すべて個人の責任のようです。

不登校の子どもや保護者に一肌脱いでやろうとする自治体や首長さんは、
今のところ見当たりません。

自治体議員さんたちの関心の薄さには、はっきり言ってがっかりです。
あなたの地域から優秀で有能な子どもたちが、どんどんいなくなりますよ、
といいたいですね。

不登校は隠れた磨かれていない宝石です。宝物です。


不登校の子どもの全人格を否定するような偏見が、
まだ学校には残っています。

教師の態度や言葉が、不登校の人生を左右することを知ってください。
学校から偏見をなくしましょう。そして、地域に広めていきましょう。

それが学校の役割ではないでしょうか。


















山形不登校指南<31>





     理解ある教師を探してリストアップ



親の会に集まっている保護者の皆さんへ。

これまで担任や校長教頭にどうしてわかってもらえないのかと、
歯ぎしりしたことがあるでしょう。
今もその状態にある方がたくさんいると思います。

中学校では3%~5%の不登校ですので、100人の生徒にに3~5人です。
不登校を担任したことないラッキーと思っている教師は意外と多いのです。

不登校の解決法は問題化してから30年以上たってもまだ確定してません。
それほど難しい問題です。


学校は子どもを育てる、教育の現場です。
現場で大事なことは教師が場数(ばかず)を踏むことです。
経験を積むということです。

教師は自分に降りかかってきた事柄には全力でかかわります。
しかし、自分に関係ないことにはあまり関心を示さないことです。

教師にはやることが多く、余裕のないのが現状です。
教師の無制限の労働環境はだいたいブラック企業です。
だから、教師が無関心でもいいと弁護する気はありません。


そこで考えてほしいことは、親が初めて不登校にであったと同じように、
教師も初めてであうのがほとんどなのです。
クラスに不登校が出れば、担任は親と一緒に不登校を体験するのです。

教師は不登校の研修は受けていると思いますが、
個別の対処法には、無力と考えていいと思います。

ですから毎回勉強をしている親の会の皆さんから見れば、
現場の教師たちにじれったくなるのは当然だと考えています。


不登校に理解を示さない教師のことをいくら言っても、
子どもたちは決して前に進むことはできません。

少し発想を変えてみませんか。


そこで私からの提案ですが、皆さんと一緒に、不登校に理解のある、
実践力のある、信頼できる教師
を探してみませんか。

各学校の実情から、リストアップしてみませんか。
不登校に理解のある教師は、きっと子どもの話に耳を傾け、
保護者の意見を受け入れてくれる教師
です。

中学校には30人~50人いる教師の中に、必ず一人二人はいます。
その教師たちには、不登校専門教師の道を、
保護者で作ってみませんか。

今山形には不登校専門教師が必要なのです。
保護者の力で探して、リストアップしてみませんか。


みのりあることを期待しております。





山形不登校指南<30>





     近くの指図より遠くの見守り



中学高校の子どもが不登校の保護者の皆さん。
子どもが半年以上学校に行っていない保護者の皆さん。


ひょっとしたら子どもが昼夜逆転の生活をしていませんか。
一晩中起きていて昼過ぎまで寝ているのでしょう。
パソコンに向かってゲームに夢中になることは不登校ではごく普通です。

日中はほとんど家族と顔を合わせたり、いっしょに食事をしなかったり、
することが多くなります。

子どもが学校に行っていないだけで、
家庭の秩序は安定しているように見えます。

このような状況から子どもを変えようとしても、
徒労に終わることが多いのです。

子どもが昼夜逆転したり、部屋に閉じこもったりするのは、
子どもが追いつめられたと感じているからです。
かかわればかかわるほど悪化します。

この辺りで精神的に参ってしまう親が出始めます。
親の不登校ウツです。けっこう多いです。

このような状態の子につき合っても埒があきません。
ストレスがたまるばかりです。


親もこの辺りで気分一新、気持ち一新することが大事になります。

親の人生をこの子どもにかけていいかどうか考えてみます。
これは決して子育てを放棄することにはなりません。
ご安心ください。

自分の仕事に集中したり、自分のやりたいことを始めたりすることも、
親は子育てに距離をおく、一つのやり方です。

子どもは自分に向かってこない限り、反発したり反抗したりしないものです。
ホームガードマンとして留守番をお願いして、出かけたりすることはいいことです。
わずかな賃金を契約してもいいでしょう。


子どもたちは近くの指図より、遠くから見守ってほしいと願っています。
子どもたちは自立に向かい始めていますから。

これは結果的に不登校解決の早道にもつながります。
急がば回れ










山形不登校指南<29>





     いじめによる不登校は学校を問う



校内でのいじめが原因の不登校は、学校に抗議をしてください。
子どもの安全な環境が確保されるまでは、登校を拒否しましょう。

いじめには目に見えるものと、見えないものがあります。

目に見えるものとは、
 
 ・顔や手足、体にあざや傷があることです。
 
 ・服が異様に汚れていたりします。

 ・カバンなどの持ち物に手が加えられています。

 ・ノートや教科書にいたずら書きされたり、破れていたりします。

これは大事な証拠になりますので、見逃さないようにしましょう。

特に、首から上の場所に傷があったら、子どもからきちんと話を聞き、
担任にすぐに連絡して、学校がどう対応したのか聞き出してください。

もし、納得がいかなかったら面談を申し込んで詳しく聞くようにしましょう。

学校がどの程度把握しているかわかります。
子どもの言い分と違うことが、ままありますので注意してください。


目に見えないいじめ、これが厄介なものです。

 ・言葉によるものがあります。

 ・態度によるものがあります。

 ・視線によるものがあります。

 ・子どもたちに序列があり、下位のものが上位のものに従うことがあります。
  (男子の場合は体格、腕力、暴力が基準になります。)


これらは証拠が残りませんので困難さがあります。
いつ、どこで、誰からどんなことが、と記録することが大事になります。
これは子どもと話し合っておきたいことです。

学校は生活場面なので、いろんな形で子ども同士出会います。
学校は狭い空間ですからトラブルが起きて当たり前です。

昔はよくあったものだという安易な解決の仕方は、後に悪影響を残します。
子ども社会が今と昔で違いますの、簡単に考えてはいけません。


ここは父親がいれば、父親(親)の出番です。
父親(親)として避けて通れない道、子どもや家族を守る意思表示です。

親が子どものために動くことは、子どもの安心につながります。













担任の当たりはずれ

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        担任の良し悪し、子どもと親の差



4月ごろ、スーパーなどでお母さんが立ち話をしています。
子どもの学校のうわさ話でもちきりです。
お母さん同士かなりもりり上がります。

「今年は男の先生でよかった。」

「今度の先生はよおこるらしい。子どもたちはいつも緊張しているみたい。」

「今年の担任はようやくやさしい先生に当たったのよ。ラッキー。」


小学校は学級担任制といって学級が単位です。
1人の担任が子どもの学校生活のすべてをとり仕切ります。
効率よく教育をすすめるやり方で、100年以上続いているしくみです。

親も教師もなれ親しんでいますから、今の人はだれもうたがいません。

子どもは担任を選べません。
子どもと担任の相性は教育上とても重要な要素です。

担任の評価は親の影響も見のがせません。

イケメンの若い教師が、担任になったとします。。
クラスの学級懇談会には、お母さん方で出席率がよくなります。

また、美人と評判の教師が担任になったりすると、
お父さん方の参加が多くなります。
保護者の皆さんは、とても人間らしい行動がみられます。


ここからが問題です。
親の評判をよそに、子どもたちはちがう目で見ています。
特に若い教師にはけっこう鋭いです。

イケメンらしい教師や、美人らしい教師はそれはそれでいいのですが、
短気だったり、えこひいきが強かったりすると子どもはげんなりです。


子どもたちはやはり、いっしょに遊んでくれたり、勉強を楽しく教えてくれたり、
スポーツが秀でたりする方がずっとずっと教師を好きになります。

子どもたちは心から尊敬するし、自分たちの担任でよかったと思うのです。












プロフィール

寺子屋太郎

Author:寺子屋太郎
山形県在住
教員退職後、不登校の相談活動のほか講演活動などをしています。
お気軽にご相談ください。

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