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学校は満腹だ

   星花



   社会の課題に応える学校は満腹だ



最近、学校はブラック企業だ、それ働き改革だと叫ばれている。
体験的に1980年代初め頃までは学校現場には余裕があった気がする。
小学校では放課後教師たちは子どもたちと遊ぶことができた。

学校が社会の要請に応え始めたのは、いつごろからだろう。
昭和40年(1965年)代ごろから車社会の到来により、児童の交通事
故が増え始め、学校で「交通安全教室」をやるようになった。

当時のダンプカーは、国土建設の先陣を担っている自負のせいか、
運転手は人を撥ねてもあまり罪の意識がなかったような気がする。
猛スピードで道路を駆け抜けるダンプを思い出す。

子どもの登校時には緑のおばさんが立つようになった。
校長が校門に立って子どもを出迎える学校はどこにもなかった。

昭和の終わりころは、子どもの肥満や生活習慣病が社会問題
になり、どの学校でも保健の先生が中心になって「肥満教室」が開か
れた。

平成になり社会問題が学校に入ってきて「○○教育」の名のもとに
いろんな教育が始まった。列記してみよう。

「環境教育」「情報教育」「福祉教育」「国際理解教育」「性教育」
「食育」「防犯安全教育」「いのちの教育」「防災教育」「英語教育」

世の有識者は子ども時代にしっかり教えることが重要だと力説し、
学校は世の中の要望に応えてきた。

これが学校の多忙の一端だ。世の中が複雑になり問題が噴出して、
解決には子ども時代の早期教育が必要と学校に降ろされている。

もはや時間的にも学校が受け入れる枠組みを見直す時期に来ている。
学校の満腹状態は、そろそろ消化不良の下痢寸前まで来ているようだ。


小学校のすべての子に、読むこと、書くこと、計算すること、考えることの、
基礎能力はどこで育むのか。
これは学校の中核的な問題で、保護者と一緒に考えてもらいたいものだ。












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寺子屋太郎

Author:寺子屋太郎
山形県在住
教員退職後、不登校の相談活動のほか講演活動などをしています。
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